バーチャルの世界

前述のように3次元リアルに重きを置かない我がオタク精神、2次元コンテンツとの相性補完がとてもよい。



むしろ3次元でここまで推せるのは星野源だけかもしれない。。。


推しというものは個人に沼らせるだけでなく、あらゆる沼を広げるという二次災害がとめどない大変ありがたい存在であります。




星野源が拓いた世界から堕ちた沼が私には数多くあります。



わしゃがなTVにゲストに出たことで元々ゲーム好きアニメ好きだったこともあり、同世代なのも相まって堕ちた中村悠一。



そして中村悠一氏が拓いたのは声優沼ではなく、相方マフィア梶田氏、大川ぶくぶ氏を知ってしまったが故に拓いてしまったVTuber沼。



ぶくぶ先生激推しのぽんぽこチャンネルから一気にこじ開けたVの世界。



ぽこピーを隅々まで漁った末に辿り着いてしまうもちひよさんと刀ピークリスマス。



剣持刀也に出会い虚空教に入信。



教祖のお仕事、ろふまお塾。



歌がうますぎる甲斐田晴。



VΔLZの音楽性の高さ。



天才弦月藤士郎 ←イマココ




無限に弦月ピアノを摂取できる環境に在るから、虚空教の教えがあるから、星野源イベントに行けない絶望も堕ちずにいられる節さえある。





私を支える全てのコンテンツにありがとう。

推しがいる人生

私は好きなアーティストのグッズを集めたり音楽を聴いて部屋の隅っこで浸るのが大好きな自己完結型オタクであります。


好きを垂れ流すことはあれど誰かと好きを語り合ったりライブやイベントでリアルに会いにいくことにはあんまり熱量がない。




そんな私が唯一会いに行きたい推しがいます。






ライブに来なくて家でひとり聴き込むファンを救ってくれる、ひとりでもライブを楽しめる、踊らなくてもコールできなくても好きなようにからだをゆらしていい。


私は私の好きなように好きなことを推していいと教えてくれた星野源さん。





楽曲の素晴らしさお芝居の素晴らしさ才能の塊なのは当然として、


毎週のラジオは心の拠り所だけど、必ず毎週聴き逃してはならないような圧迫感はない。


好きで在り続けることを頑張れない自分を責める必要はないと節々から優しく感じる。


とにかく星野源を推す空間は心地よいのです。






3年ぶりに会えるイベントを目の前に、私は体調を崩してしまいました。

術後のカラダはまだ万全ではなく、でも頑張れば行けなくはない。

リセールする勇気もないまま今朝まで悩み、術後経過受診後の病院からとぼとぼ帰りながら、



頑張れば > 会いたい



になってることを受け入れ、勇気をもって断念することにしました。


つらい。行きたい。


でも明日からも生きていかなくてはならない。




健康な私なら今日源さんに会えるだけで明日からの生きる活力が無限に湧いてくる。

でも今の私は明日からの罪悪感を背負うかもしれない。



絶対また会えると思って我慢した3年、やっと会えるこの機会を手放すなんてありえない。


でも、誰かにファンの鑑だと思われたくて推しているのではない。


星野源が喜ぶから推しているのではない。






私が、しあわせになれるから推しているのだ。


明日も頑張るために推しているのだ。






「また会える」がまた来ることを信じて。


推しのいる人生が末永くつづくことを信じて。



笑顔で会いましょう。



配信ありがとう源さん。大好きです。

ともだち

20代の頃から通ってるごはんやさん。



当時住んでた家の近所にあって、病めるときも健やかなるときもいつもそこにあった癒し処。

いわゆる「行きつけ」ってやつです。



若い頃はオフで遊びに行ったりちょっといい雰囲気になったりするスタッフがいたことも。

お店の外で会うって… ドキドキするんだ…

飲み過ぎてつぶれてお家に送ってもらって、変に意識しちゃったり。



なんてひとしきり楽しんだ頃もありましたが、今はすっかり落ち着いてしっとり大好物をいただく実家のような存在。

引越しても定期的に顔を出して、いつでもおかえりと言ってくれる場所。






コロナ後からなかなか行けなくなってしまったけど、先日久しぶりに同僚と行って、お腹いっぱいほろ酔いになるまで楽しんだ夜がありました。



駅で反対方向の同僚を見送った後、ちょうど帰るところだった店長が、車だから送ってこうか?と言ってくれた。



やったー!ありがとう!!とウキウキでついて行って、近所のおすすめのお店とかスーパー銭湯の場所とか、仕事の話、健康の話、家族の話、この歳だと悩みも変わってくるよねえなんて語って、家の近くまで送ってくれました。






帰宅してふと思う。





わあ、なんかいい感じに大人になったな。



なんだかすごい嬉しかった。





送ってくれることに下心を何も感じず、送ってもらうことになんの警戒心もなかった。


昔だったらなんかあるのかもどうしよう… と要らぬかもしれない自意識が絶対あった。




でも今のワタシたちにはなにもなかった。



ただありがとう、またね、また来てね。

そういう空気感が流れていた。




この歳になって、異性とでもそういう空気になれる。


大切な、長く続いていたい人がいる。


いらないものがなくなってゆく感覚。




40代、すごく楽しいのかもしれない。